エルサルバドル

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関東も梅雨入りし、梅雨前線+台風の影響もあり「しとしと雨」ではなくゲリラ豪雨に近い雨も多く危険を感じることもしばしばです。運転される方は気を付けてください。

さて今日はサッカー日本代表戦の対戦国「エルサルバドル」についてです。

エルサルバドルは中央アメリカの中部に位置する共和国家になります。多くの人にとってはあまり聞きなじみのない国名かと思いますが国としてのとある決定で一時ニュースになりました。

エルサルバドルの法定通貨はUSドルになり、もともと使用していたサルバドール・コロンの流通は停止しています。2021年9月よりUSドルに加えて仮想通貨であるBTC(ビットコイン)も法定通貨として認められました。エルサルバドルでは、国内での労働ではなく海外に出稼ぎに行き、そこで稼いだお金の仕送りで国内に残った家族が生計を立てている状態です。そういった国内事情がBTCを法定通貨にした背景になっています。ですが、庶民には思った以上に普及しておらず出稼ぎ労働者による送金もUSドルが主体となっています。

また、IMFからBTCを法定通貨から外すように要請があり、BTCの下落によりエルサルバドルの信用格付けは2022年2月には「Bマイナス」から「CCC(トリプルC)」に、同年の9月には「CC(ダブルC)」に引き下げられています。

サッカーというスポーツの代表戦。スポーツ自体を楽しむことも非常に大事ですが、対戦の実力や選手だけでなくその国自体がどんな国なのかを調べてみると意外な発見があって面白いかもしれません。