夏時間制度~サマータイムとは~

朝礼レポート

今日は、24節気の10番目である「夏至」になります。
夏至は例年6月の21日ごろにある、一年で一番昼間が長い日になります。
地球の自転軸は垂直でなくおよそ23.4度ほどの傾きがあります。この傾きによって北半球が太陽側へ傾く格好になり、その傾きの中でも最も太陽側に向く日が夏至にあたります。
そのため、6月21日だったり22日だったり20日だったりと変動があります。
そもそも、地球が太陽の周りを1周するのには365日と5時間49分程度かかると言われていますので、夏至の日にちが固定されないわけです。

今日の夏至ですが、北海道の日の出は3:55で日の入りは19:15とのこと。
日が出れば気温は上がりムシムシしてきます。
早朝の涼しい時間を有効に利用しよう!と考えによって生まれたのが「サマータイム(夏時間)」になります。

サマータイムは就業時間がズレる・・・わけではなく、社会全体の時刻を進めるものになります。
要は、起点となる日に時計を1時間早くし起点となる日に時計を1時間遅くするという仕組みです。
進めてから戻すので実際にはサマータイムを行っても時間のズレはなくなります。

北米では、3月の第2日曜日~11月の第1日曜日
オーストラリアでは10月の第1日曜日~4月の第1日曜日
ニュージーランドでは9月の最終日曜日~4月の第1日曜日

自動で修正しなければならない家電製品もあるので時刻がものによって合っていない・・・なんてこともあるようですね。
実は日本でもサマータイムは導入・実施されていました。

夏時刻法(なつじこくほう、昭和23年4月28日法律第29号)は、1948年(昭和23年)4月28日に公布・施行された日本の法律。夏時刻を実施するために制定されたが、1952年(昭和27年)4月11日に廃止された。

※引用:夏時刻法-Wikipedia

サマータイム導入により、より労働時間がより長くなったなどの問題が廃止の理由でもあったようです。
なんとも日本人らしい理由ですね。
サマータイムは気温や日の出時刻などなど・・・様々な理由で実施をされています。
時間を1時間進める・戻すことによって体にも負担がかかります。
おそらく日本での実施はないとは思いますが、サマータイム実施している国や地域に行く場合はいつから実施しているのかを把握してスケジュールを立てるといいかもしれないですね。