海なし県の浦島太郎伝説?

朝礼レポート

子供時代、日本昔ばなしの絵本やビデオを見た記憶があります。
日本昔話の中でも有名なお話として「浦島太郎」が思い浮かぶのではないでしょうか?
「もしもしカメよ~」で始まる童謡もあるほど親しまれている浦島太郎。
今回はそんな浦島太郎についての朝礼レポートです。

本社のある群馬県は「海なし県」です。そんな海なし県の群馬県でも浦島太郎の伝説があるのをご存知でしょうか。
群馬県伊勢崎市にある「龍神宮」という神社があります。

この神社に伝わる伝説の一つに
「1547年(天文16年)に宮子の農家の隠居、阿感坊という誤って川に鉈を落としてしまった。その鉈を取ろうにもなかなか取れずにいると、
娘が現れ「3日間だけ鉈を貸してほしい、乙姫様が気に入ってしまったので」と言ってきたのです。
そして阿感坊は3日間御殿でもてなしを受けることになったのです。
3日後、鉈を返してもらい、「誰にも龍宮の事を言ってはいけない」と強く念を押され、地上に戻りました。
その手には玉手箱、瑠璃玉そして観音像を持って。

地上に戻ると3日間ではなく3年間の時が流れていました。」
といったお話です。
多少の違いはあれど、皆さんが知っている浦島太郎と似ているのではないでしょうか?

元々は違う伝説や民話が変化したのか、この伝説が変化し今の浦島太郎になったのかはわかりません。
ですが、日本にも海外にもこういった伝説・民話はたくさんあります。
行楽シーズンになり、いろいろな場所に出かける機会も増えると思いますので、事前の準備としてこういった伝説や民話を調べてから行くと、思わぬ発見があるかもしれません。