マイナス×マイナスはプラス?

朝礼レポート

金木犀の香りが漂ういい季節になってきました。
この時期になると金木犀が開花しなんとも言えないいい香りを漂わせてくれるので、秋だな~と実感します。
最近は金木犀の香水も売っているみたいですので、見かけた匂いをかいでみてください。
きっといい香りがするはずです。

さて、本日の朝礼レポートです。
本日は「マイナス×マイナスはなぜプラスになるのか」についてです。
中学校の数学で学習する負の数同士の掛け算ですが、「そうなるものだ」というだけで「なぜそうなるのか」まで理解している方は少ないのではないでしょうか。

この証明は「分配法則」を使用することで証明が可能なのです。
分配法則とは・・・a×(b+c)=a×b+a×c のこと。
この例で言えば、aをカッコ内のbとcに乗じてあげることになります。

(-1)×(-1)=1を証明するには
1+(-1)=0 になることから両辺に-1を乗じていきます。
-1(1+(-1)=-1×0 となります。
-1+(-1)×(-1)=0 となるので両辺に+1していくと
-1+1+(-1)×(-1)=1となり
(-1)×(-1)=1と計算されます。

・・・計算自体は単純ですが、難しく感じます。
このような証明までは当時習った記憶は全くないのですが、今の中学生はこういった部分も習っているそうです。
子供に聞かれても答えに詰まってしまいそうですね・・・(笑)

ちなみに、19世紀のフランスの小説家スタンダールは、プラスを財産、マイナスを借金と捉え、マイナス×マイナスを借金と借金を掛け合わせると考えましたが、それが財産になる理由がわからないと残しました。
偉人たちをも悩ませる歴史的な問題のようですね。