正しいリスクマネジメント

会計の気になる話

本日より、会計事務所博覧会がリアル開催となっています。
会計事務所博覧会の詳細はまた後程、ブログで掲載したいと思います!

さて今回は、会社にとってのリスクマネジメントについて簡単に書かせていただきました。

ジョゼフ・ルドゥーというニューヨーク大学の方が「恐怖は思考よりも早く条件反射的に起こるものだ」と言っています。
簡単に言うと、恐怖心というのは思考で消せるものではないということになります。

危ないと思ったら防犯ブザーを鳴らしてくださいと言われて何度も練習したとしても、いざその時を迎えると防犯ブザーを押すことができず「恐怖」で身動きが取れなくなってしまいます。
有事が起こる前にどうしたらいいのか、どうすべきなのかを考えることを「リスクマネジメント」と言います。
反対に有事が起こった後にどうしたらいいのかを考えることを「クライシスマネジメント」と言います。
この「リスクマネジメント」ですが、実は難しいものなのです。

リストマネジメントを考える際は、偏見や先入観をすてる必要があります。
正常性バイアスや確証バイアスなどに邪魔されることなく考えなければ、正しいリスクマネジメントとは言えなくなります。
正常性バイアスとは、異常事態であってもそれを正常の範囲内としてとらえ、平静を保とうとする心理的な働きのことを言います。
また、確証バイアスは自分自身がすでに持っている先入観や仮設を肯定する情報ばかりを集める傾向性のことです。
ともに「認知バイアス」で自分自身の思い込みや外的要因によって非合理的な判断をしてしまう心理現象になります。

ではどうすればいいのでしょうか?
それは、早期警戒、早期対策を行って早めのリスクマネジメントを行うことです。
早めに警戒して、早めに対策を打つことで直前よりも冷静な判断を下すことが可能です。
この考えは私たちが日常処理を送る上でも必要になりますし、会社経営においても同じことが言えます。
そして企業における早期警戒・対策を行うには予実管理が最適です。

是非一度ご検討ください。
予実管理についてはこちら
本日、明日の会計事務所博覧会でもYOJiTSUの展示を行っております。
お近くの方は、ぜひお越しください。